どんぐるぎゃらりー

どんぐるぎゃらりーのコーナーでは、子ども達の描いたどんぐり問題の絵を展示しながら、家庭学習のヒントを紹介しています。

●はじめの一歩と一年後・・・

 

●年長さん 進化の様子


進化の様子      その他の作品

年長さん        年長さん

1年生          1年生

2年生          2年生

3年生         

うんちく

学校や~式などで、計算だけ早くできたとしても、考える力がつかないのは当然と言えます。数式の裏にあるものを体得していなければ、納得していなければ見せかけの理解になってしまいます。小学生の間は何をするとか、何が出来るとか答えが合うといったことは二の次で、どのようにしているかが重要です。丁寧にやっているかどうかも見逃せない重要なポイントです。子供の発達を無視した前倒し教育を行うと後でしっぺ返しが来ます。知的系統教育(パターン学習や知識の蓄積)は頭が出来上がった12歳以降に行うべきものです。で、答えが出せれば見かけ上は出来ていますので親も安心ですが、本当に分かっているのか十分に確認する必要があります。どんぐり問題では絵を見るとどこまでどう分かっているのかいないのかが一目瞭然です。また、どんぐり問題の良いところは、論理的な思考だけを育成するのではなく、同時に感魅力、オリジナリティー、感情を殺さない教育をするところです。ヒントになる絵などは一切なく、0から自分のオリジナルの絵でもって考えるのです。読解力がつくのはいうまでもありませんし、しかも他の言語にも他の教科にも応用が利きます。視覚イメージ操作が上手に出来ればオールマイティーなのです。
また、習っていないから出来ない、これ足し算の問題?引き算?などの言葉がでるとしたら重症です。頭がコピー回路になっています。今自分が持っている力を駆使し、しかも楽しく解くことを子供達が普通にやれること、そこからガラスの自信ではなく、本当の揺るがない自信がつきます。頭が出来上がる12歳までに具象思考を続けておくと其の回路はのちのち生かされます。そして、より高度な抽象思考が出来る土台を作ります。人間は環境適応しますので、使わない回路は淘汰されるからです。
学校の勉強はあくまでも整理学習です。自分がこれまでに遊びや体験を通して培ってきたことをまとめるというのが学校の役割です。つまり、算数でいえば自分で具体物を使って数えたりしていたことを数字や式で表すとこういうことになりますよというのを学校が整理して教えてくれるわけです。なので、学校では思考回路養成や学力養成はしてもらえないのです。

また自主的な遊びによって思考回路が作成されるのは言うまでもないことなのですが、では遊んでいればいいかというとそうではありません。回路を作ったが活用できていない場合があるからです。学校に入ると整理学習ですからパターン学習が始まりますね。そして宿題も出ます。もしここで視考力の活用方法を身につけておけば学校に振り回されずに能動的に学習することができます。就学一年前くらいから少しずつ論理的なことを導入しつつ、言葉から視覚イメージ化する練習をすると良いです。間違っても、入学までにひらがな、カタカナが書けて、計算は出来るようにばっちり準備しておけば楽だし、余裕を持って授業に望めます、今からやっておきましょうというフレーズに引っかかっていろいろヘンテコリンナことをさせないように。だって、これから先の人生、授業でならうことを全てばっちりやって授業に臨むなんて不可能ですよね。全部お膳立てするのではなく、お膳立てがなくても自力でやって行ける力をつけなくては全く役立たずなのはいうまでもありません。
そこで、今どうしてどんぐり問題が必要かといいますと、昔は子供達は外でいろんなことをして遊んだわけです。親が見ていたら絶対させて貰えないだろうこともやれた訳です。そんななかで思考回路を作る事が出来ました。ですからバランスがとれていました。しかしながら今は違います、治安も悪くなったでしょうし、例えばルクセンブルクでは12歳までは保護者同伴が義務付けられていますよね。子供は自由に遊ぶ機会がガクンと減ってしまいました。つまりそれだけ思考回路をつくる機会が減ったということです。けれども学校の中身は昔と全く変わっていませんよね。また家庭環境と言えば、アパート住まいで庭もなく、日曜大工や庭の手入れをするのを見たり手伝ったりする機会さえありません。動物すら飼えません。おもちゃといえば既製のもの。何もかも便利で工夫の余地なし。また、拍車をかけるようにテレビやゲームが氾濫し、家庭で幼児期からコピー回路を強化すべく知的系統教育を行う。時間があるからと習い事をいくつもさせる。車で送り迎えなのでドアtoドア。プラスの要因が激減し、マイナス要因で埋め尽くされています。これでは子供の頭はガタガタです。昔のように、ほっとけば自然に思考回路が身につくという時代ではなくなったのです。そこでどんぐり問題で意図的に思考回路の養成をするんです。使用上の注意を守ってやると誰でも100パーセント思考力(視考力)がつきます。すごくないですか?意図的に・・・ここがまたすごいですが、誰でも・・・これも驚きです、100パーセント・・・以上かもしれません、思考回路養成できるんですよ。問題1学年分1000円・・・安っ、と紙と鉛筆だけで。消しゴムもいりません。どんぐり問題は年長~6年生まで700問ありますが全部する必要はありません。しかも、答えが出せなかったとしても学力がつくからあら不思議。答え出さなくても頭良くなるってどういうこと?ここも驚異的!!!どう考えるかの過程が大事だからです。答えはオマケです。答えはオマケなんですよ。しかも、楽しくやれて、論理的なことをやっているにも関わらず、感情を潰さないんですよ。グリコにオマケが10個ぐらい?いやもっとついてる嬉しさです。ちょっと違うか。←どんぐり理論に出会ったときは稲妻に打たれたくらいのビリビリ感でしたね~。
もちろんどんぐり問題をしなくても子供は育ちます。偶然に視考力を身に着ける子供もいます。でも、やってみてプラスはあるかもしれませんが、マイナスはないのでご安心を。
社会にでれば、分からないことだらけですね。いかに知識をもっているといってもこの世の中のことを全て知っているなんて不可能なことです。自信がない、考えれないが故に知識武装せざるを得ないのはあわれなものです。また、いろんなことがそつなく出来るのになんだか楽しくない。そんな人生もいやですね。また、人生にはいろんな困難がありますが、その時に習ってないからどうすればいいの?出来ないよと逃げますか?人に自分がどうすればいいのか聞いて回りますか?人から言われたことしか出来ないマリオネットになりますか?
どんぐり問題を通して、生き方そのものを、また自分の人生を、今自分がやっていることを楽しむ術を子供達に学んで欲しいと思います。そして、このようなことを子供に教えることが真の教育だと確信しています。子供にヘンテコリンなことをさせないで、週にたった1~2問どんぐり問題をするだけですばらしい力がつきますよ。是非ご家庭でやってみてくださいね。
 
 
 
 
年齢による、どんぐり問題への誘導方法
●年長~1年生
   ・遊びの一環
   ・お絵描きする為の材料
   ・文字を絵にする事を自然に出来るようにする
   ・数字も不要
●2~3年生
   ・問題に取り組むことが、楽しい約束になるように設定
●4年生
   ・大事なルールとして、1週間に一回必ずやろうと約束する
   ・親の本気を見せる
   ・どんぐりがなぜ必要なのか話す。(勉強することの意義、働くことへの覚悟など
    中学3年まで、折をみて話をする)
●5年生
   ・重要な仕事
   ・好きでも嫌いでもやる!
●6年生
   ・自分の思考を鍛える方法
    (きちんと考える力をつけたいと思うなら、これをやるしかない!)

どんぐり問題全問をする事に意味はない、7年かけてする事に意義がある !!! なぜなら、12歳ごろまでは子供は人への進化の途中にあるため、必要なもの(つまり使うもの、環境に要求されること)は残され、使わないものは淘汰されるからです。考えるという良い回路を淘汰させないために7年かけてじっくり・ゆっくり・丁寧にです。

魚を買い与えるのではなく、捕り方を教えましょう。

 

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