日本語学習を毎日継続して行う方法

ちりも積もれば山となる・・・

ハーフの子供達の日本語学習にはこの言葉が最適です。

 

現地の勉強も忙しい子供達ですから、日本語学習にそこまで時間も

労力も費やせないというのが現状ですよね。

 

ですから、一日2~3分ぐらいの学習で良いので

細く長く続けていくのがベストです。

 

しかしながら、そうは言っても、

 

そのたった、毎日数分の日本語学習をすることがなかなか難しいということを良く耳にしますので、今回は、日本語学習を習慣化するための4つの秘訣を教えます。

 

秘訣1 親子関係を良好に保つ

意外や意外、日本語学習を習慣化するには、何と親子関係が重要です。

というのも、お母さんが「さあ、やるよー!」と言ったとき、

「はーい!」とならなければそもそも学習出来ません。

 

「日本語勉強するよー。」と言う度に、「えー、嫌だ。」

「勉強したくない。」「何で日本語勉強しないといけないの?」と

なるとしたら、お互いにストレスがたまりますし、継続不可能です。

 

ですから、日頃からお互いの信頼関係を高めておく、子供にいつもガミガミ

ぐちぐち言わないで楽しく大らかに接する、親の都合で何かをさせ過ぎたりしないように注意して下さいね。また、子供もバイリンガル、マルチリンガルという環境のなかで、子供なりに頑張っているということを常に念頭に

おいて、労ってあげるというのも大事なことです。

 

秘訣2 何をするかということを明確に決めておく

毎日2~3分で何をするかをちゃんとスケジュール化しましょう。たかが2~3分ですが、結構学べます。

 

例えば、

うちの例を挙げると、音読数行と漢字一文字 です。分からない語句説明や背景の説明もします。音読することで以前ならった漢字の復習にもなりますし、ひらがなやカタカナの復習にもなります。

 

簡単に出来て無理のないごく少量が最適です。欲張り過ぎないことが大切です。書くのが苦痛でない場合は、新出漢字一文字を使って1行作文でも良いでしょう。

 

欲張り過ぎると、子供も嫌になりますし、強制的にさせることを繰り返すとと日本語学習そのものが嫌いになります。

 

大事なことは、毎日音読プリントを目にすることでお手本を見る、一文字でもいいので書いてみる、新しい語句に触れる、そういう毎日の積み重ねです。

 

秘訣3 いつなんどきでも、日本語学習用の教材を即座に取り出せるようにしておく

 

たかが2~3分の日本語学習ですが、平日慌ただしい夜にどこで切り出すかタイミングが難しいですよね。寝る前にしようと思っていたら、もう寝ちゃってたなんてこともありますし、やろうと思ったら、「あれー?プリントどこだったっけ?」なんて探しているうちに、子供は別のことを始めてそっぽ向かれるなんてもとにもなりかねません。

 

ということで、やるタイミングが来たら逃さず即座に始められるように、

プリント類はファイリングして、所定の位置に置いておきましょう。出来ればファイルと一緒に筆記具もおいておくと良いですよね。


秘訣4 それぞれの家庭で日本語学習をする意味を子供に納得させておく

どんな理由でもいいのです。どうして日本語を勉強して欲しいのかという

想いを子供に理解していてもらうことは重要だと思います。


私の場合は、「お母さんは日本語しかまともに話せないから、

あなたたちが日本語分からなかったらお母さんと話せなくなるよ。」


と言っています。ちょっと脅しかかってますかね。


ま、とにかく理由はそれぞれあると思いますが、こじつけでも何でもいいので

子どもが現段階で納得する理由を伝えておくというのは、モチベーション維持のためにも必要なことかなと思います。



ということで、今回は日本語学習を継続して行うための

秘訣を4つご紹介しました。

 

なかなか大変だとは思いますが、日本語学習が

歯磨きするのと同じように各家庭で習慣化されることを

願っています。